焼酎に黒豚。鹿児島の2大名産に「伊佐」の名前を冠した特産品が、千葉・幕張メッセで開催された第16回電気のふるさと じまん市(財団法人電源地域振興センター主催)で最高賞の大賞に輝いた。製品名はずばり「伊佐の焼酎豚」。明治期の曽木発電所遺構がある大口市から初出品で初受賞となった。開発にかかわった人たちは「伊佐の名前を全国に知ってもらうきっかけになった」と喜んでいる。
開発の中心となったのは同市木ノ氏の成松秀子さん(65)で、代表を務める「焼酎豚本舗」が販売している。じまん市には発電所がある地域の219市町村から約5千点の出品があった。
一昨年、国土交通省の地域振興アドバイザーから「焼酎や黒豚があるのに、地元で生かし切れていない」と指摘を受けたのが開発のきっかけ。昨年、市と菱刈町、農協、商工会、観光協会、特産品協会が一緒になって伊佐地区産業活性化協議会を設立した。
3月から試作品づくり開始。最初は角煮を考えたが、納得できる味にならなかった。そこで三枚肉を細長く切ってアクを抜き、だしで50分ほど煮込んだ。5キロの豚肉に焼酎1キロ、しょうゆ、金山ネギなど地元の食材を利用して味付け。完成した豚肉は3・5キロになっていた。「焼酎が飲みたくなる味」といい、月に1万袋(1袋150グラム)製造。百貨店からの商談もきている。 |